営業研修会社の選び方

目次

本記事では、営業研修会社選びを成功させるために、押さえておきたいポイントを解説しています。選び方に関する失敗例も併せて紹介しているので、何を基準に選べばいいか分からず困っている方は参考にしてみてください。

営業研修会社の選び方
~チェックポイント~

1.会社選びの基盤となる情報を
整理する

まずは「自社で何を解決したいのか」「どの課題に取り組みたいのか」をはっきり言語化することから始めましょう。課題や導入目的が明確になっていないと、アプローチすべき研修会社・受講すべき講座を判断できません。

例えば「新人に基礎を教えたい」「既存顧客の信頼を強化したい」「マネージャー層に営業チームの成果を最大化するマネジメントを学ばせたい」など、目的をはっきりさせることが成功のスタートラインです。

2.カリキュラム内容を確認する

ロールプレイやワークショップなどを豊富に盛り込んだ、実践的なカリキュラムだとスキルが定着しやすいです。特に営業という職種は、自ら手を動かし、会話や提案を体感しながら身につける方が効果的。

ワークやロールプレイの時間はどれくらいか、営業現場で活かせる具体的なテクニックはあるかなど、具体的に尋ねておくのがおすすめです。一律同じカリキュラムではなく、要望に応じてカスタマイズしてくれる研修会社だと、より良いでしょう。

3.研修実績や事例を確認する

研修会社の公式サイトにて、自社の業界・営業スタイルと同じ研修実績や研修事例が掲載されているか確認しましょう。同じ営業研修でも、研修会社によって得意としている営業手法や業界は異なります。

研修に参加企業の声も参考にしながら、実際にどのような成果が上がっているか、研修後のフォローアップがどの程度実施されているかまで確認しておくと安心です。

4.講師がどんな人か確認する

研修が成功するかどうかは、講師がどれだけ受講者を引き込み、実践的な気づきや手法を伝えられるかにかかっています。依頼前に講師の経歴や得意分野を確認したり、試しに短いセミナーを聞いてみたりして、事前に講師の力量や自社の営業パーソンに合いそうな雰囲気かどうかを見極めることが大切です。

公式サイトに講師のプロフィールが掲載されている場合は、経歴や研修開催実績なども確認しておくと良いでしょう。

5.研修開催の条件を確認する

営業研修と一口に言っても、研修会社によってその内容はバラバラです。1日で完結する研修もあれば、1年単位で継続的に行う研修もあります。開催形式もオンライン、講師派遣、会場集合などさまざまです。

1名から参加できる研修もあれば、参加の最低人数を設定している研修もあるため、会社選びの段階で入念に擦り合わせておく必要があります。予算内で収まるように、別途料金が発生する項目がないか確認しておくことも大切です。

6.アフターサポート体制が
充実しているか確認する

研修で学んだスキルを定着させるためには、研修後のフォローアップが欠かせません。そのため、研修後のコーチングや定期的なフィードバックセッションを実施している会社を選ぶと良いでしょう。

また、参加者が現場で直面する課題に対し、いつでも相談できる体制を整えているかどうかも確認してください。フォロー体制が整っていると、受講者は学んだことを実務で試すモチベーションが高まります。その結果、研修直後から成功体験を積みやすくなるでしょう。

営業研修会社選びの
よくある失敗例

営業研修会社選びのポイントを軽視した場合、どんな失敗につながりやすいのか、分かりやすくまとめています。

1.目的やゴールが曖昧なまま
選んでしまった

ゴールや解決したい課題が曖昧だとミスマッチが起こります。研修会社に相談しても、新規顧客の開拓を強化したいのか、既存顧客への対応を充実させたいのかなど、具体的な目的を掴めなければ見当違いのプログラムを提案されるでしょう。

例えば、「新規開拓におけるトークスキルを強化したい」という目的をうまく言語化できなかった場合、研修会社から「既存顧客とのリレーション重視の研修」を提案され、現場では「うちのニーズと合っていない」「効果が感じられない」と不満が募るイメージです。また、目的が不明確だと研修後の効果測定も曖昧になります。

2.実践的な内容を学べなかった

座学中心の研修は、営業理論や基本知識を学ぶ分には問題ありません。ただし、実務に応用するのは難しい傾向にあります。一部の社員は「理屈はわかったが、実際の商談ではどう動けばいいのか」「具体的にどのように提案書を作成すべきか」という疑問が残ったままになってしまうでしょう。

行動に直結するノウハウを習得できなければ、受講後に「学んだことをすぐ試してみよう」という気概も起きません。現場に復帰して、結局いつものやり方に戻ってしまうケースが往々にしてあります。

3.業界・営業手法に
合わない研修内容だった

営業会社の知名度や実績だけで選んでしまったケースに多い失敗です。どのような業種・営業手法に向けた研修を行っているのか確認しておかないと、お金を払って自社で使えないノウハウを学ぶことになります。

例えば、BtoCの店舗販売がメインの企業が、BtoB向けの提案営業研修を受講しても、ロールプレイの題材はBtoB商談ばかりで戸惑ってしまうでしょう。また、オンライン商談中心の企業が、対面営業のノウハウを学ぶ研修を受けても意味がありません。

4.講師が合わなかった

蓋を開けてみると講師の営業経験が薄く、具体的な事例を話してくれなかったというケースは珍しくありません。

また、社員のレベルに合った講師を見つけることも大切です。実践よりも解説を重視する講師の研修だと新卒はイメージが湧かずに混乱したり、基礎を重視する講師の研修だとベテラン社員は「こんなの初歩すぎる」と退屈したりします。

5.研修開催の条件を
十分に擦り合わせなかった

営業研修には、講師の派遣費用や教材費、会場手配、オンラインであれば通信環境など、さまざまな条件が関わってきます。確認不足があると「交通費が別途必要と言われた」「講師の宿泊費も別途負担する必要があった」「講師はオンラインだけど受講者は会場集合だった」など、さまざまなトラブルにつながるでしょう。

また、受講者の人数や会場の広さ、教材の数、IT機器(マイクやプロジェクターなど)の準備といった物理的条件も合わせて検討しないと、「思った以上にコストがかかってしまう」「結局全員受講できなかった」という結果を招きやすいです。

6.研修後のフォローアップが
なかった

研修で学んだスクリプトやプレゼン手法は実際に試してみて、つまずいたところを修正するプロセスが必要です。しかし、研修後のフォローが一切ない研修会社を選ぶと、受講者が困った時に相談する場がなく、「やり方がよくわからないから」と社内で実践しないまま終わってしまうことがあります。

また、研修内容を定期的に振り返る機会がなければ、知識やスキルが風化してしまい、研修投資が無駄になりかねません。

研修会社選びを
成功させるポイントは?

研修会社選びを成功させるには、導入目的と解決したい課題を明確にし、自社の業界における研修実績や事例、研修のカリキュラムや開催条件、講師の質やアフターサポート体制を確認することが大切です。事前の調査を徹底した分だけ、研修会社選びが成功する確率は上がります

ただし、日々忙しい中で、数ある営業会社を調べつくすのはハードルが高いでしょう。

営業研修と一口に言っても、会社で扱う商材や実施する営業手法によって効果的な研修・アプローチは変わってきます。当サイトでは、「見込み客向けの反響営業」「新規開拓の飛び込み営業」「法人向けのテレアポ」という営業手法ごとに、おすすめの営業研修会社を紹介しているので、参考にしてみてください。

営業手法別におすすめ
営業研修会社3選

営業スタイルが違えば、成果につながる研修も変わります。
以下はそれぞれの現場にフィットする研修会社を紹介しています。成果につながる
一歩を、ここから見つけてください。

見込み客向けの反響営業
での単価向上を目指すなら
リアライズ

リアライズの公式HP

引用元:リアライズの公式HP
(https://s-mbc.jp/)

顧客と強い信頼関係を築く
アドバイザーを育てる

顧客への好意・質問・共感をテーマとした研修で強固な信頼関係の構築方法を習得。
親身に顧客に寄り添い、対等な立場で悩みや課題を引き出せる解決力の高い営業マンを目指せます。

こんな業界に!
  • 住宅
  • 冠婚葬祭
  • 医療や福祉
  • 保険商品
研修の成功実例
住宅メーカーの場合
説明が上手いから
解決が上手い営業へ

「家を売る人」でなく、お客様のお役に立つアドバイザーとしての意識が根付きました。研修がスタートして1ヶ月で売上がアップし始め、感動しました。

参考:リアライズの公式HP(https://s-mbc.jp/org-case/ep002/

リアライズ公式HPで
研修内容を見る

電話で問い合わせる

新規開拓の飛び込み営業
の契約即決を目指すなら
インソース

インソースの公式HP

引用元:インソースの公式HP
(https://www.insource.co.jp/sales/walk-in-sales.html)

飛び込み営業の不安や困難を
論理的に解消する

経験則や精神論に頼らず、論理的かつ実践的に「明日から使える飛び込み営業スキル」を学べます。飛び込みに対して不安や恐怖心がある新人の方や、転属者の方でも安心のカリキュラムです。

こんな業界に!
  • 外装塗装
  • 機器販売
  • 健康食品
  • 光回線
研修の成功実例
商工会の場合
一度断られても
粘れるようになる

雑談力を高め、話の切り替えをうまくして、断られても粘るトークを学べました。ロープレで講義内容を実践していけたので、とても取り組みやすかったです。

参考:インソースの公式HP(https://www.insource.co.jp/sales/walk-in-sales.html

インソース公式HPで
研修内容を見る

電話で問い合わせる

法人向けのテレアポ
での商談獲得を目指すなら
リスキル

リスキルの公式HP

引用元:リスキルの公式HP
(https://www.recurrent.jp)

アポにつながらないトーク
を客観的に改善する

「どんなお客様をリストアップするか」から始め、目的を明確にしたうえで、適切な架電方法を習得できます。アポ獲得のための話法、スクリプトについて具体的に学べます

こんな業界に!
  • 通信関連
  • SaaS
  • ビジネス保険
  • システム開発
研修の成功実例
情報·通信関連企業の場合
やり方を変える
重要性に気づけた

マンネリ化したトークを変えなくてはいけないと感じました。商材メリットの把握や、数的な情報を用意する重要性が改めてわかりました。

参考:リスキルの公式HPhttps://www.recurrent.jp/categories/sales-telapointment

リスキル公式HPで
研修内容を見る

電話で問い合わせる

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