本記事では、講師派遣型研修や公開型研修など、営業研修のタイプ別に費用相場を紹介しています。営業研修の費用を左右するポイントや、費用対効果を高めるために大事なことも掲載しているので、参考にしてみてください。

営業研修のタイプ別にみる
費用相場

講師派遣型研修

講師派遣型研修とは、企業の要望に合わせて講師を派遣するオーダーメイド形式の研修です。受講人数や開催場所、日数、講師の人数などによって費用が大きく変動するため、基本的には見積もりが必要になります。

講師派遣型研修を1日開催する場合、社員1名あたりの受講費用は9万円台～11万円台です（※）。別途、講師の移動費や宿泊費、研修を行う会場費などが発生する場合もあります。

公開型研修

公開型研修は、あらかじめ開催場所や日程が決まっている研修（講座・セミナー）に、参加を申し込むスタイルです。費用は研修テーマ・プランごとに一般公開されています。1名から気軽に参加でき、他社の営業職とも気軽に交流できるのが特徴です。

公開型研修1日の受講費用は、1人あたり2万円台から8万円台と幅広く、研修内容や開催日数、開催時間、開催場所などの要素により金額が変わってきます。

eラーニング

研修用のシステムやアプリを導入して学習を進めるスタイルです。初期費用は1社あたり約1万円かかります。月額利用料は利用者1名あたり約3万円が目安です。別途、管理システムの利用料などが発生する場合もありますので、導入前に確認しておきましょう。

営業研修の費用を
左右するポイント

営業研修の費用は、研修の目的や運営方法など、さまざまな要素に左右されます。ここでは、特に重要なポイントを整理しました。

研修内容

あらかじめカリキュラムが決まっている研修なのか、企業や組織ごとにカスタマイズできる研修なのかによって、費用は大きく変わります。

また、トークスクリプトの作成費用や教材費がプランに含まれているのか確認しておくと安心です。もし別料金だった場合、1教材3,000円と仮定しても、50名分で15万円になります。

受講人数

講師派遣型研修の場合、研修受講者が多いほど、1人あたりの受講費用は安くなる傾向にあります。

受講人数が極端に少ない場合は公開型研修を利用したほうが、安く済む可能性が高いでしょう。ただし、オーダーメイドの研修ではないため、費用対効果を考慮したうえで選択する必要があります。

受講時間・受講回数

営業研修は、スポットで1回だけ開催するプランもあれば、複数回にわたる長期的なプランもあります。1回あたりの研修時間も、数十分から数時間までさまざま。研修会社によっては、定額料金で複数の研修を受講できるプランもみられました。

「どのプランがお得か」は、各プランの金額だけでは比較できません。研修の導入目的や得たい成果に合わせて、費用対効果の高いプランを選びましょう。

開催場所

営業研修会社が自社の敷地で公開型研修を実施する場合、会場費用がかからないため、料金も安くなる傾向にあります。

講師派遣型研修を自社のオフィスで実施する場合も、費用を抑えられるでしょう。ただし、オフィスの場所によっては、講師の交通費や宿泊料が別途発生する可能性もあります。

オンライン開催も会場費用を削減できる良い選択肢です。対面営業を強化したい企業には向かない点と、別途システム利用料がかかるケースもある点は留意しておきましょう。

営業手法や商材に合った会社を
見つけるのが先

営業研修のタイプ別に費用相場を紹介しましたが、最も大切なのは「自社の営業手法や商材に合った研修会社を見つけること」です。どんなに費用が安くても、営業手法や商材に合わない研修を受けた場合は、現状の課題を解決できないためです。

営業研修と一口に言っても、会社で扱う商材や実施する営業手法によって効果的な研修・アプローチは変わってきます。当サイトでは、「見込み客向けの反響営業」「新規開拓の飛び込み営業」「法人向けのテレアポ」という営業手法ごとに、おすすめの営業研修会社を紹介しているので、参考にしてみてください。